猫の飼い方 必要なもの編
こんにちは、獣医師のハチワレです。
私は獣医師になる前は犬を飼っていました。
猫も可愛いけど、やっぱり犬派だな!とずっと思っていました。
思っていましたが…猫を飼い始めてからは猫がすっっごくかわいい。
気分屋で、自分が乗り気じゃないと撫でさせてくれなかったり、出かける時は飄々としていたのに、帰宅時に待ってました、寂しかったよとスリスリしてきたり。
そんな人をあっという間に虜にする猫ちゃんを飼う時に必要なものをご紹介します!
「飼う前に知っておいてほしい事」についてはこちらへ⇒https://blog.hatena.ne.jp/Hachiware/hachiware.hatenadiary.com/edit?entry=4207112889921206879
必要なもの
・フード
・フードボウル
・キャリーケージ、バッグ
・トイレ
・砂、ペットシーツ
・爪とぎ
あると便利なもの
・ケージ
・グルーミンググッズ
・首輪
・オモチャやキャットタワー
・タイマー付き給餌機
・見守りカメラ
などなど。詳しく説明していきます。
必要なもの
・フード
<ドライフード>
その名の通り乾いた粒のペット用ごはん。ウェットに比べて長い時間置いておけます。残っていても半日毎に変えましょう。総合食なので、基本的にこれだけ食べていれば栄養不足にはなりません。
<ウェットフード>
水分を含んだ缶詰やパウチに入っているごはん。夏場は傷みやすく、長時間置くには不向きです。多くは総合食ではないので、少しだけでもドライフード(総合食)を与えて栄養バランスを取ってください。
猫はとってもグルメでこだわりが強い子も居ます。ドライフードが好きな子、ウェットフードが好きな子、何でも食べる子(我が家の猫はコレ)と様々です。そして、一気に一食分食べる子も居れば、ちょびちょびと半日かけて食べる子も居ます。
食べ方や好みによってフードの種類を変えてみてください。
・フードボウル(ご飯皿)
フードボウルは浅めのものが食べやすく良いです。素材はステンレス、陶器、プラスチックなどあり何でもOKですが、中にはプラスチック容器で接触性皮膚炎を起こす子がいるので何が良いか悩んでいる方はステンレスが扱いやすいと思います。
・キャリーケージ、バッグ
動物病院や災害時などに猫を運ぶバックやケージは必須アイテムではありますが、出番は少ないです。
代用するなら洗濯ネットがお勧めです。通気性が良く、軽くて安い、自宅にある方も多いでしょう。100均やドラックストアでも買えるので急遽必要な場合に便利です。穴がないかチェックして、猫の大きさより少しゆとりがある程度のものにしましょう。
大きすぎると猫がネットに入ったまま走り出すことがありますので気を付けてください。
病院に行く際に、逃げ出す子や気性が荒くなる猫はネットに入れてからキャリーケージに入れると病院で出し入れしやすいです。また、災害時にパッと入れられるので(我が家はリビングのすぐ手の届くところに置いてあります。)1つ用意しておくといいでしょう。
また、ペットとバスや電車などの公共機関を使用する場合は大抵サイズや形の規定があります。
使うかもしれない方は調べてからキャリーケースを購入する方が良いでしょう。
・トイレ
必須です。詳細は猫のトイレについての記事へ
https://blog.hatena.ne.jp/Hachiware/hachiware.hatenadiary.com/edit?entry=4207112889942396862
・砂、ペットシーツ
必須です。詳細は猫のトイレについての記事へ
https://blog.hatena.ne.jp/Hachiware/hachiware.hatenadiary.com/edit?entry=4207112889942396862
・爪とぎ
猫は爪とぎが必要です。詳細は爪のお手入れの記事へ
https://blog.hatena.ne.jp/Hachiware/hachiware.hatenadiary.com/edit?entry=4207112889921206206
キャットタワーについているものや床や壁に設置できるもの色々あります。段ボール製、麻布製などありますが、ねこの好みもあるので買いやすいものから試すと良いです。
爪とぎがないと、絨毯、カーテン、ソファなどがズタボロになりますのでご注意ください。
(爪とぎがあってもズタボロになるかもしれませんが…)
あると便利なもの
・ケージ
自宅にお客さん、工事や業者さんなど人の出入りがあるときに、ケージがあると便利です。
・グルーミンググッズ
短毛で毛繕いをしっかりできる猫ちゃんには不必要かもしれませんが…
毛繕いをあまりしない猫ちゃんや、長毛の猫ちゃんは手入れを怠ると毛玉になりやすく、毛玉の下が蒸れて皮膚炎を起こし酷い時には化膿します。
ブラシやスリッカーを準備して日頃からブラッシングに慣らしてあげると良いでしょう。
ちなみに、毛玉ができた時にブラシで解さないレベルなら動物病院で対処してもらいましょう。
毛玉を切ろうとして皮膚まで切ってしまった…
という方が結構居ます。そうなると皮膚を縫合しなくてはならないケースもあります。
・首輪&迷子札
迷子になった時や病院で名前が分かるように付かておくと良いです。首輪がひっかかった時に外れるようになっている物もあります。
ただ、首輪をして接触している部分が脱毛するこどがあります。
・オモチャ
ストレス発散に是非用意しましょう。
ただし、少しでも破損しそうになったらすぐ買い替えましょう。
以前、糸くずを遊んで飲み込んでしまったり、猫じゃらしに付いた小さなネズミのオモチャを丸呑みした猫を見たことがあります。
こうした異物摂取は窒息、腸閉塞など命の危険を及ぼす可能性があります。そして、内視鏡で取り去ることができなければ開腹手術になってしまうケースもありますので注意しましょう。
・キャットタワー
猫は高い所が好きです。縦の動きかできるようにしてあげる必要があります。飛び乗れて、逃げられる場所が
・タイマー付き給餌機
我が家は明け方から朝ごはんを欲しがり起こされることが辛かったため導入しました。
日中のお留守番にも便利です。
梅雨〜夏は中に入れるフードが湿気やすいので、補充は少なくこまめに行うことをお勧めします。
・見守りカメラ
日中の留守中につけておくと様子も分かりますし、中にはコミュニケーションの取れるものもあります。
いかがでしたか?
猫の飼い方、必要なもの編でした!
準備をしっかりして猫ちゃんをお迎えしましょうね^_^